日本カメラ博物館は、日本カメラ財団が管理・運営している博物館です。1989年にカメラが輸出検査の対象から外れるのを機に、業務の重点を検査試験事業から文化的事業に転換し、博物館を開館しました。付帯施設として、JCIIフォトサロン、JCIIクラブ25、JCIIライブラリーを設け、これらの施設を通じ、カメラ・写真及び映像等の展示や関係文献の一般公開など、写真・映像文化の向上と、関係業界とカメラユーザーの総合的発展に寄与する業務に力を入れています。
日本カメラ博物館は、国産カメラの発展史を物語る「歴史的カメラ」約300台などを常設展示しているほか、特別展として世界中のカメラを様々な視点から捉え、テーマに応じて展示し、カメラ発展の歴史とその魅力を幅広く紹介しています。 |
JCIIフォトサロンは、日本の写真文化発展の歴史を広く伝え、普及させることを目的とし、後世に残す価値のある記録写真を中心に、黒白写真に限って1ヶ月単位で企画展を開催しています。毎年2月と8月には所蔵する幕末・明治の横浜写真を中心とした古写真を紹介・展示しています。 |
JCIIライブラリーは、カメラ・写真に関する専門図書館です。カメラ・写真関連の図書や雑誌など、歴史的・学術的に貴重な文献を所蔵しています。これらの資料は、ライブラリー備え付けのコンピュータを使って検索ができます。さらに、日本カメラ博物館のホームページからも蔵書検索ができます。 |
JCIIクラブ25は、写真・映像文化向上を目的とし、写真や絵画等の展示会場として広く一般に貸し出しているレンタルギャラリーです。専門の学芸員が、完成度の高い展示づくりのお手伝いをします。 |
JCIIアカデミーでは、有名写真家による写真教室「JCIIフォトクリニック」、デジタル写真を学びたい方のための「JCIIデジタル写真教室」、黒白写真を学びたい方のための「JCII黒白写真暗室基礎講座」「JCII黒白写真暗室ステップアップ講座」など、多数の写真教室や講演会、ワークショップを開催しています。 |