一般財団法人 日本カメラ財団(JCII)は1954(昭和29)年に(財)日本写真機検査協会として創立され、以来35年の間、カメラの輸出検査、様々な試験及び研究業務等を行って日本カメラの品質向上に多大な貢献をすると共に、カメラ関係の国際交流の場としても様々な実績をあげてまいりました。 1989(平成元)年12月にカメラが輸出検査の対象から外れたのを機に、JCIIは業務の重点を文化的事業へ転換し、1989(平成元)年11月に日本カメラ博物館、1991(平成3)年4月にJCIIフォトサロン、同年6月にJCIIライブラリーを開館、同年9月に写真教室を開講、更に、1994(平成6)年5月にJCIIクラブ25(貸ギャラリー)、暗室、スタジオを開設して、名称も1999(平成11)年に日本カメラ財団と改め、写真・映像文化の啓蒙・普及という新しい目的達成のための道を歩んでいます。博物館、フォトサロン、図書館と三つ揃っていて、しかも技術的裏付けがある、カメラ、写真・映像に関するわが国唯一の総合的な施設として、その存在意義は非常に大きいものがあります。 JCIIは、新たに開設した諸施設そして蓄積された技術的知識と経験を基に、わが国写真・映像産業の技術の向上、映像文化の普及・啓蒙等のため、時代の要求に適った情報の発信、資料等の収集、調査・研究、展示事業、イベントの開催等を通じ、カメラ及び写真・映像に関するハードとソフトの両面から、皆様のために開かれた活動を続けています。 |
一般財団法人 日本カメラ財団 理事長 |